職種紹介

デザイナーの仕事プロダクトデザイン

プロダクトデザインとは?

プロダクトデザインとは一般的には製品のデザインを意味します。任天堂ではお客様がゲームを遊ぶためのハードウェア製品とその製品を取り巻く環境をデザインすることが仕事です。ゲーム機本体やコントローラーだけでなくACアダプターやキャリングケースなど、各種周辺機器のデザインも含んでいます。

お客様にどのような体験「コト」をしてもらいたいかを考えて、その体験のためにどのような製品「モノ」があるべきかを検討してデザインしています。

製品のコンセプト、遊び方、使い勝手、耐久性、生産性といった要求仕様に対して、形、色、素材、動き、ユースケースを検討して提案を行い、エンジニア、プログラマー、マーケターなど沢山の部門の人と協力しながらプロジェクトを推進しています。

Nintendo Switchのプロダクトデザイン

Nintendo Switchは、TVモード、テーブルモード、携帯モードの3つのプレイモードをシーンに合わせて選択することができ、カタチを変えて、いつでも、どこでも、だれとでも楽しむことができるゲーム機です。

デザインの進め方として、「Nintendo Switchらしい形状や使用方法はどのようなものか」や、「操作感や耐久性、コストは見合っているか」などを、チームで確認・検証しながら提案していきました。
3Dプリンターで実物になるべく近いモデルを作成し、ソフトウェア部門のスタッフと触って確かめては改善していくという手法で、何度も検証を重ねました。

さらに、モデルを作成するだけではなく、ユースケースの検証も自分たちで行いました。一軒屋のスタジオや電車など、さまざまな空間でブレインストーミングや検証を行うことで、さまざまな気付きやアイデアを得ることができました。

ほかにも、動画を制作して、商品の開梱から接続方法、使い方まで動線の整理と見せ方の確認を行ったり、SNSに写真が上げられた様子を想定し、広告・パッケージを担当するデザイナーとセットアップの手順を確認したりしました。

任天堂ではたらくプロダクトデザイナーに求められること

プロダクトデザインはいろんな遊びや体験を生み出すために、ゲーム開発者の思いをカタチにし、プロダクトを通じてお客様に届ける仕事です。相手にわかりやすくこちらの意図を伝えるだけでなく、相手の見解に耳を傾けることのできるコミュニケーション能力が重要です。
遊ぶことやゲームが好きで、さまざまなコト・モノに触れてきた体験はデザイナーとしての経験値になります。自分自身が得たインプットは、お客様が体験する製品にアウトプットする時に役立ちます。コト・モノに対する「洞察力」、イメージをカタチにする「表現力」、最後までやり遂げる「実行力」は特に大事なポイントです。

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