任天堂では、ゲームソフトやハードウェアの開発だけでなく、それらを支え活かすためのシステムやネットワークサービスなどさまざまな開発業務を行っています。開発業務というと、ソフトウェアの設計やコーディング、ハードウェアの機構や回路の設計といったことを想像される方が多いかもしれません。実際にはそれら以外にも、任天堂がハード/ソフト一体のビジネスとして実現したいことの検討や、顧客サポートや経理処理といった運用を可能にすること、法律を遵守することなどが含まれます。そして何よりもお客様へ最高の体験を提供できるように、各種要素を検討し最適解を見つける必要があります。これらすべてのことを設計や実装を行うエンジニアが担当するのではなく、技術系総合のメンバーが関わることで開発業務を円滑に進めることができます。

技術系総合として取り組む業務はさまざまです。開発プロジェクトの管理や仕様検討に関わることもあれば、開発のための環境やツールの整備、品質を高めるためのテスト業務、海外や社外の関係者との協働等、各人が得意なスキルを活かした活躍をしています。技術系総合として活躍している人は、理系出身の方たちばかりではありません。英会話が得意であったり、契約交渉、プロジェクトの管理が得意であることで活躍できる場があります。

技術系総合の人は社内、社外共にいろんな立場の人たちとコミュニケーションする機会があります。開発部署の中では通じる技術的な内容を営業部門や管理部門の人たちにも伝わるように説明することや、その逆も必要です。正しい情報を適切に整理し、開発関係者と情報共有することなど、場や相手に応じて適切な粒度でのコミュニケーションを考えて行うことも、大切な役割です。