「混沌と秩序」

混沌の中に秩序をつくりだす。もしくは、秩序だった敵を混沌へと引きずり込む。「ギャザリング」と呼ばれる主人公の技によって、そういった状況のコントロールを楽しめるシステムにしたいと思った。

「ギャザリング」とは敵の注目を奪う能力だ。
敵が誰を注目しているのかは「ポインター」と呼ばれる直線で表示される。これが、このゲームを見たときの一番の特徴かもしれない。ポインターの色は敵が戦士なのか魔導士なのか、もしくは味方の詠唱を妨げる弓兵なのかなどを示し戦略にも役立つ。

ギャザリングを発動すれば、敵が自分に注目するので、そのまま駆け巡り戦場をかく乱することができる。
また、味方の魔導士に集まっている注目を、自分に移し変え、それによって魔法の詠唱を助けることもできる。

戦場の秩序と混沌をコントロールすることが勝因につながる。

(ディレクター)

スポーツでも何でも、敵と戦うときは、まず戦略を立てるのではないでしょうか。全員があらかじめ立てた戦略通りに動くためには、お互いが指示を出し合ったり、隊列を組んだりして、仲間同士が連携することでしょう。

ゲームの中の戦闘も同じで、味方の秩序だった動きが、勝利を呼び込むためのカギになるはずです。

では、その秩序をかき乱す相手がいるとしたら・・・?

その人物が生み出す混沌によって、勝利の行き先が変わってしまうかもしれません。

そうした意味でも、秩序の中に混沌を生む存在は注目を浴び、見過ごせない存在となるのです。

(プロデューサー)