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『ゼルダの伝説 時のオカリナ』が発売されたのは、1998年11月21日。発売から10年近い時が経った今でも、心に残る名作として根強い人気を誇っています。個性豊かな登場人物や、数々の伏線が散りばめられたストーリー、耳に残る音楽など、細部まで作り込まれた本作は、今も色あせることなく、プレイヤーを楽しませてくれます。




本作ではそれまで2Dだった世界を3Dへと進化させ、敵や背景をよりリアルに再現しました。また、3Dになったことで、上下左右への移動だけでなく、奥や手前への移動もできるようになり、動きの幅も広がりました。スティックで操作をするため、細かな方向の指定もでき、思いどおりのアクションをさせることも可能です。



シリーズごとに時代や主人公の設定が変わる『ゼルダの伝説』。今回の主人公は、コキリの森に住むコキリ族の少年リンクです。リンクは、コキリ族ならば必ず1人1匹持っていると言われる妖精を持たず、仲間たちからはいつも半人前扱いされています。彼が持っているものは、まっすぐな心と勇気だけ。プレイヤーはまだまだ未熟なリンクとなり、知恵と勇気でさまざまな謎を解いていってください。数々の苦難を乗り越えて成長していくリンクは、長い旅を終えるころには本物の勇者になっているでしょう。






ゲーム中に登場する人物の名前が、ディスクシステムソフト『リンクの冒険』に出てくる街の名前と同じだったり、『神々のトライフォース』で語られる昔話に似たような展開があったりと、これまでのシリーズをやってきた人を楽しませてくれる仕掛けが登場します。このほかにも、ファンなら思わずニヤリとしてしまう小ネタがあるかもしれません。

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