「仲間」

このゲームをやったときの手触りや余韻は、たぶん「仲間」という感覚だと思う。テストプレイを繰り返し、なんども見聞きしたもののはずなのに、毎回それが最後に残る。

「物語(ストーリー)」だけでなく、ゲームの細部にある彼らとの「繋がり」がそれをもたらしていると思う。AIで動くキャラクターたちと、リアルタイムな戦闘の合間にかわされるやりとりの連続、技の連動。そして、移動中の些細な会話の数々
戦闘の中にこそ「物語(ドラマ)」は存在する。

「おっせ〜よ! このバカ ヒーロー気取りか!」

今日もキャラクターたちの台詞に叱咤されながら、開発が続く。

(ディレクター)

仲間同士の会話は、それが他愛のないことであっても、楽しいものです。

『The Last Story』の仲間たちは、とにかくよく喋ります。

普通に話しかけたときや、イベントシーンだけではありません。
戦闘中、移動中など、あらゆるシチュエーションで仲間たちの会話を耳にすることでしょう。

それらは聞き逃したり、聞き流したりする程度のものかもしれませんし、いつの間にか耳に残っていて、それぞれの性格や仲間同士の関係が見えてくるものになるかもしれません。

プレイヤーは仲間たちの会話に包まれています。

それだけに、ふと一人になった瞬間、「仲間」に囲まれていることの暖かみに、きっと気づいていただけるはずです。

(プロデューサー)