突如発生した異次元に通じる扉(ゲート)の影響で
地球の汚染が進み、
生存の場を失いつつある人類。
最後に残された人工島アークにも、
ついに汚染の影響が及び、
その命運は今にも尽きようとしている。
2043年
地球に隕石が落下し、ワームホールが出現。
「ゲート」と呼ばれる小型のワームホールが世界各地に発生し、世界は崩壊の一途を辿る。
ゲートから現れたのは、地上のあらゆる物を汚染し、ワームホールの向こうへ
引き込もうとする異形生物たち。
肉眼では捉えることはできないその侵略者たちの存在を、多くの人々はまだ知らされていない。
このことは特務局ネウロンと警察上層部だけが知る、トップシークレットである。
汚染の影響を受けるのは、地球の環境だけではない。キメラから攻撃を受ける、ゲートから吹き出す瘴気にあてられるなどして、汚染された人間は、「偏移体」と呼ばれる怪物に変化する。偏移体に意思はなく、無差別に暴れまわって周囲の人間にも汚染を拡大する。
ワームホールの向こう側に存在する
広大な世界は、「アストラル界」と呼ばれる。
現実世界とはまるで異なる亜空間であり、
細かなキューブ状の物質が寄せ集まり、
壁や床を構成している。
そのキューブは、宇宙に存在するさまざまなものを情報に分解し、凝縮してできたものとも言われているが定かではない。
ゲートの発生はとどまることを知らず、地球の9割が汚染されるという危機的状況に発展。
生き延びた人々は巨大人工島「アーク」に逃れることで、ひとときの平和を享受していた。
しかし隕石落下から10年。
ついにアークにもワームホールが出現し、汚染による影響は着実に人々を蝕みつつある。
正式名称「特務局 特殊災害対策課 ネウロン」。
キメラの脅威に対抗するべく設立された
警察の特殊部隊。
行動の拠点となる本部は、
警察庁の地下に設置されている。