澪と繭

双子の姉妹「天倉 澪」と「天倉 繭」は、永遠に夜が続く「地図から消えた村」に迷い込んでしまう。

その村には、双子の贄を探す村人たちの霊がさまよっていた。 「贄が戻ってきた……」 「なぜ逃げた……」 「儀式を続けろ……」

足の悪い繭を導きながら、 村から逃げ出そうとする澪。 だが、霊感の強い繭は、 双子巫女の霊に次第にとり憑かれていく。

澪と繭の行動と符合していく双子巫女の悲劇。 そして澪は“決して見てはいけない” 紅贄祭の真実へ近づいていく……