ほとんどの入力ノードンの設定には「出力」と「はんい」という設定があります。
この設定で入力の生の値をどのように変換して出力するかを決められます。(入力ノードンが実際に出力する数が決まります。)
この2つの設定はセットです。
「デジタル」と「アナログ」のどちらかを指定します。
デジタル:「はんい」の下限以上・上限以下のときは 1.00 を出力します。それ以外では 0.00 を出力します。
アナログ:「はんい」の下限以下は 0.00、下限以上~上限以下の間は 0.00~1.00、上限以上は 1.00 を出力します。
2つのつまみがそれぞれ左右に動かせます。
入力の生の値(たとえばスティックを倒した量)が「はんい」スライダー上に表示されているグラフのとおりにマッピングされて出力する数に変換されます。
横軸が生の値、縦軸が出力と考えてください。
スライダーの下にある矢印マークが値のプレビュー表示です。
入力の生の値に合わせて左右に動きます。
ノードンから出力する数が、このマークの四角部分に表示されます。
出力 | 0.00 | 0.50 | 1.00 |
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表示 |
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「アナログ」 0.10~1.00 のような設定です。
0.10 までの入力は 0.00 が出力されるため、少しの入力には反応がないように見えます(いわゆる「あそび」)。
0.10を超えると出力しはじめ、入力に応じて出力が大きくなり、1.00 が入力されたときは 1.00 を出力します。
ほとんどの入力ノードンは呼び出した直後にこのような設定になっています。(ノードンの種類によって「あそび」の設定(下限)が違っていることがあります。)
ふりノードンなどでは人間が手でコントローラーを持ってじっとしているだけでもわずかな入力があるため、このような設定にしておくことで本当に振ったときだけ反応しているように見せることができます。
「アナログ」 0.00~0.50 のような設定です。
入力に対して敏感に反応し、ある程度の入力でもすぐに 1.00 まで振り切って出力をします。
この例では 0.50 の入力でも 1.00 を出力するため、0.00~1.00 の設定と比べて2倍敏感に反応します。
上限のつまみを動かすことで、敏感さを調節できます。
「アナログ」 0.00~1.00 という設定です。
0.00~1.00 で入力された生の値を、そのまま出力します。
「デジタル」 0.10~1.00 のような設定です。
「~したら」(たとえば「 Joy-Con をふったら」)をデジタルに判定したいときに使います。
少しの入力では反応せず(0.00 を出力し)、それを超えると 1.00 を出力します。0.50 など途中の値は出力しません。
下限のつまみを動かすことで反応しやすさを調整できます。
「デジタル」 0.50~0.60 のような設定です。
特定の入力状態になっているときだけ 1.00 を出力し、そうでないとき 0.00 を出力します。
たとえば「オモテ面が上を向いたらノードン」で、ある角度に Joy-Con を傾けたときだけ反応するしくみを作りたいときに使えます。