任天堂の人材に対する考え方
任天堂の経営方針
私たちは「娯楽を通じて人々を笑顔にする会社」として、どなたにでも直感的に楽しんでいただける「任天堂独自の遊び」を提供することを目指しています。この独自の娯楽体験を実現するために、ハード・ソフト一体型のゲーム専用機ビジネスを経営の中核に置き、どのような娯楽でも「いつかは必ず飽きられてしまう」という考えのもと、人々を笑顔にするために独創的な商品やサービスを世界中の人々にお届けし続けていきます。
人々を笑顔にする娯楽を
世界中の人々にお届けするために
独創的な商品やサービスをつくってお届けするうえで必要な能力は、数字では計れません。そのため、当社では独創性・柔軟性・誠実さからなる「任天堂DNA」を重要視しています。この任天堂DNAを基盤とし、仕事を通じて社員一人ひとりの成長を最大限に促せるよう、 さまざまな人事施策を取り入れています。また、ゲームやエンターテインメントの商品・サービスをつくり、世界中のお客様にお届けすることは一人だけの力では完結できません。社員がいきいきと働けるよう、チームでの協働を促進し、任天堂DNAを発揮できる環境づくりを進めています。
-
-
任天堂の存在意義は、新しい楽しさと面白さを提供し続けることにあります。
私たちは良い意味で他と違うもの、ユニークで驚きを生むことに大きな価値をおきます。
あきらめることなくそれを追求し、新しいことに挑戦します。
-
-
急激に変化する世の中に、素早く対応しなければ、私たちは生き残れません。
条件や環境が変われば、最適な答えも変わります。過去の成功法則や常識にとらわれず、変化に柔軟に対応します。
-
-
小さな信用の積み重ねが大きな変化を生み出します。
決してうぬぼれず、謙虚な心を忘れず、すべてのことに真面目に向き合います。
進歩するために、私たちは日々反省し、努力します。
いまだかつてない楽しさを実現し続けるために、「主体的に当事者として行動する」「柔軟に変化に対応しながら挑戦し続ける」「周囲の人たちに理解と共感を得ることができる」人材を育成していきます。
仕事上の経験から多くを学ぶことができるという考えのもと、個人の知識やスキルの専門性を高めることはもちろん、先輩や上司、ともに働くメンバーやチームなど、人と人とが協働することで生み出される仕事経験を積み重ねていくことで個人の成長を実現していきます。
これまでにない面白いものをつくり上げ、お届けしていくには、チームのメンバーがお互いにアイデアや意見を出し合いながら議論したり、適切に上司からアドバイスをもらえたりする社内環境が何よりも大切だと考えています。一人ひとりの強みを掛け合わせ、人とのつながりを大切にした密接な協働ができるよう、社内のコミュニケーションを促進して、連携を深めていきます。また、個人個人が最大限に力を発揮するにあたって制約がある場合は、それを取り除くための制度も導入しています。
チームでの協働では、リーダーの役割も重要です。信頼されるリーダーがメンバーを導くことで、チームでの協働はより良いものになります。そのため、任天堂のリーダーには、自身が結果を出すだけでなく、チームのメンバーに関心を持ち、支援することを求めています。