遥か昔、黄金の三大神によって創造されたハイラル。様々な種族が息づくその美しい大地の東に広がる深き森には森の守り神“デクの樹サマ”と子どものような姿をしたコキリ族が暮らしていた。それぞれ自分だけの妖精を持つコキリ族のなかにあって唯一妖精を持たない少年リンクは、夜ごと悪夢にうなされていた。
逃げるように連れ去られる少女と、後を追う大男、そしてそれを見届ける自分自身の姿?大男が自分に向かって手をかざした瞬間、決まって目が覚めるのだ。